『黒川はこのクラスな。呼んだら入ってきてくれ。』
「はい。」
俺は今日からこの学校に通う。
この時期に転校なんて普通おかしぃけど、
親の転勤に無理やり行かされたからしょぉうがない。
仲の良い友達とも離れたし…
まじ最悪だ…
『じゃぁ入ってきてくれ~』
まぁこの学校で適当に暮らすかぁ~

ガラッ

「黒川 陽。ヨロシク!」
『きゃ~~~~~!!』
っ!何で女ってこぉなんだ?
いっつもいっつも顔見ただけできゃあきゃあ言いやがって。
まじでうぜぇ~…

何だあの子…
1人だけ違う世界にいるってゆうか…
茶髪の髪ばかりの教室に、1人だけ黒髪の女の子…
すげぇ見いってしまう…
もっとこの子を近くで見たい。
『じゃぁ黒川~お前はそこの席に…っておい黒川?』
「先生、俺この席に座ります」
先生の言う事なんて聞かずに、
俺はあの子の隣の席に座った。
「俺、黒川 陽。これからよろしくな!名前なんてーの?」
『相田 さきですけど…』
「じゃぁさきって呼ぶから、俺の事は陽って呼んでな?」
「うん。」
近くで見ると、さっきとは又違う雰囲気…
黒髪で肩甲骨ぐらいまで伸びたストレートの髪が、
妙に大人っぽく感じるのに…
実際はそぉじゃなくて、幼いってゆぅか…
守ってあげたくなるって感じがするんだ…。

俺はこの時、初めて恋ってものをした。
何があってもさきを守りたい。
さきの支えになりたい。
そぉ思った。
でもそれが、さきを苦しめていたなんて、
思いもしなかったんだ──。