変わりたくなんかないのに。
今以上なんて求めてないのに。
『おはようございます〜』
委員会の人達の元気な声が聞こえる。
国旗や校旗をあげてる委員会もいる。
なかには 掃除している委員会や 花に水やりしている委員会。
それぞれ
たくさんの人達が
せわしなく動いている。
学校に来ると感じさせられる。
私は ただの1人。
特別でも なんでもない。
ただの
―――――1人なんだ。
『きゃ〜!!』
『圭吾様ぁ!』
『こっち向いてぇ!』
校門をまたぐと聞こえてくる
黄色い声援。
それが 今、たった1人の人に注がれてる
と 思うと あぁ やっぱり圭吾は特別なんだ と実感する。
本来、圭吾のファンの人達や
美人やかわいい子が 私の場所にいるべきなんだ。
―――――圭吾の隣に。
『葵さんっ!』

