「キャーッ!」 思わず大声を上げると、慌てて佑斗が私の口を塞いだ。 「てめぇは、夜中に大声出すなよ!」 だって、ビックリしたんだもん。 寝ていると思っていたら、目を開けてるんだよ? 「人を化け物みたいに…」 ぶつぶつ文句を言う佑斗を見ながら、心の中で思っちゃった。 化け物より、怖いよ…。