【完全版】秘密のフィアンセ☆ 下




すると、洸輝から笑顔は消え、私の腕を掴んだ。

「話してやるから、とりあえず中へ入れ」


「え?ちょっと…」


半ば強引に、家の中へと引っ張られた。


中は、佑斗の家と同じで、純和風の造りになっている。


家には、ヤクザさんたちが何人かいた。


「とりあえず、こっち」

そう言って連れて来られたのは、廊下の真ん中辺りの部屋だった。


「ここ、洸輝の部屋?」

「そう。オレの部屋」