「えっ?美紅知ってるの!?」


思わず、紅茶をこぼしそうになった。


「知ってるよ。佑斗の初恋相手だから」


驚く私とは反対に、美紅は平然とした顔で、ハーブティーを飲んでいる。


「誰も敵わないよ。琴には」


「ど、どういう意味?」