気になる事は、やっぱり聞かなきゃね。 佑斗と婚約してから、気になる事が多過ぎて、他の事に集中出来ない。 今日も授業を終えると、晴彦と二人、真っ直ぐ家へと戻った。 「ただいま!佑斗いる?」 「あっ、若姐さんお帰りなさい。若旦那なら、部屋にいますが…」 その様子じゃ、まだ機嫌が悪いのね。 心配そうな晴彦たちを置いて、急いで部屋へ向かった。