【小鳥と初めてバレンタイン】
――――チッチッチッチッ…
時計の秒針の音だけがシン…とした部屋に無駄に大きく響く。
時刻は午前2時。
「この…っ…ふぬ…っ!」
丑三つ時ってやつに変な掛け声を出しながら、あたしは一心不乱に茶色の塊を刻む。
まな板の上に乱暴に切った欠片が散らばっていた。
「よし!後はこいつを溶かして固めりゃあ……」
そして茶色の欠片をそのまま鍋にぶちこみ、ボッ!と火にかけるあたし。
さて、
何してると思います?
「うぉぉぉーー!!何故だっ!?
焦げたぁぁーー!!!」
花咲 小鳥、16歳。
初めて…《チョコレート》を作っています。
――――チッチッチッチッ…
時計の秒針の音だけがシン…とした部屋に無駄に大きく響く。
時刻は午前2時。
「この…っ…ふぬ…っ!」
丑三つ時ってやつに変な掛け声を出しながら、あたしは一心不乱に茶色の塊を刻む。
まな板の上に乱暴に切った欠片が散らばっていた。
「よし!後はこいつを溶かして固めりゃあ……」
そして茶色の欠片をそのまま鍋にぶちこみ、ボッ!と火にかけるあたし。
さて、
何してると思います?
「うぉぉぉーー!!何故だっ!?
焦げたぁぁーー!!!」
花咲 小鳥、16歳。
初めて…《チョコレート》を作っています。