一日中じめじめとうっとうしかった天気は、家に帰りつくと土砂降りの大雨になった。 今日もどういうわけか小鳥に逢えなくて、残念だったと寂しく思っているところに メールが届いた。 俺は、嬉しくて、ケータイを開いたんだ。 「……………え………?」 だけど、 『カナくんへ 傍にいられなくなりました。ごめんなさい…… 小鳥』 それは たった二行の――――――別れのメールだった。