小鳥と恋愛小説家





「…………んんー……。」



身動いで、小鳥の長い睫毛が震えた………。



「…………小鳥……?」



堪らずに声をかければ、ゆっくりと大きな瞳が現れた。



「……………カナくん………?」



ぱちりとひとつ瞬いて、上から見下ろす俺と目が合った。



そして、へらりと笑うとつぶやくように言った。



「……………ちょーいい夢だ。

神様………小鳥のお願い叶えてくれたんすか。」



ベットに横になったまま胸の前で手を組んで、まだ夢でも見てるみたいにうっとりとした顔で俺を見つめた。



「……………小鳥?

夢じゃ………」



………ないよ。と、続けようとしたら



「夢なら…………あたしのお願いきいてくれるかな…………?」



小鳥はポツリと、そんなことを言った………………。