小鳥と恋愛小説家









「……………いない?」



「さ…さっきまでいたんだけど………っ」



「……………。」







次の授業までの合間の短い休み時間になるとすぐに小鳥のクラスに来た俺。



だけど小鳥はいなかった…………。



小鳥のクラスメートの女の子が思わず溜め息をついた俺にビビったように顔をひきつらせたけど、謝る気力もありません…………。








――――だってこれで3回目のすれ違いなんです…………。








休み時間の終わる直前に小鳥に電話をしてみれば…………



『あたしも探してたの~~っ!!

綾瀬くんが、カナくんは中庭に行ったって言ってたから…………』



『…………。』



泣きそうな声で、ぜんぜん違う場所を探してたんだとか………。



と言うより…………カケル…………。



おまえはほんとになんてセコいことを………………っ。







しかも俺に至っては






「カナヤ!!やっぱりここにいたのねっ!?

チビ1号に接触しようなんてそうはいかないわよ!!!」



トゲのある怒鳴り声に振り返れば、目を吊り上げて俺を睨むツバサ…………。



「……………。」










こんなふうに女王様が張り付いてて離れません………(泣)。










静かに沸々、ストレスが蓄積されていくような気がしてならない…………。