小鳥と恋愛小説家





「知らなかった………!!いつ書いたのっ!?

あたし…あたし…見ていいの………っ!!?」



あたしはもう大興奮で…………!



カナくんの腕にしがみついて、さっきまでの涙が嘘みたいにはしゃいだ。



「…………非公開でずっと書いてた。

………こんなすぐ泣き止んで………作家冥利に尽きるけど

…………《俺》は複雑。」



「…………??」



カナくんは何だか微妙な顔をしてあたしを見てるような………?



「…………ん。」



だけど、気を取り直すように微かな笑顔を浮かべてあたしに黒いケータイを差し出してくれた。



「~~~~っ!!!」



ケータイ小説サイトらずべりーの作家メニュー。



二度目に目にするそれに…………あたしのテンションはうなぎ登りだ………!!



作品タイトル横にある非公開の文字を見て、心臓はバクバクだ。



うわぁ~!



ほんとにまだ公開されてないんだ………!



ナニコレ…………ちょう贅沢…………!!!



ドキドキしながらタイトルをクリック……………



…………しようとしたら…………













「…………ちょっと……!!

あたしを無視してわかんない話してんじゃないわよ!!?」