ありがとう,伝えたくて~Dear MaMa~

一時すると、
おかんを霊安室へ運んだ。




離れたくない。


ただそれだけを思い
冷たくなった手を握り締めて
離さなかった。



おとんが斉藤先生と話し、



家が大好きだったおかんを
連れて帰って
あげることにした。







家に着き
棺に入れられる
おかんを見ると
現実を突きつけられた
気がして目をそらした。





朝は晴れてた空も
いつの間にか
どしゃ降りになってた。





おとんが泣きながら
おかんが亡くなったことを
親戚中に電話していた。





えみは何か心に
穴が開いたように
ボーっとおかんを


見つめていた。