ありがとう,伝えたくて~Dear MaMa~

それからというもの
おかんは辛い治療を受け続け
ぐったりしていた姿からは
打って変わって
元気になっていった。



すると病院でおとんと
医師が話しているのが
聞こえてきた。



『この調子だと



病院で治療をしなくても
自宅治療も可能ですよ』



『そうですか。
本人もそれを望んでるので
喜ぶと思います。』




そういうとおとんは上機嫌で
病室へ戻ってきた。



おかんは病院を
あまり好んではなかった。



出来ることなら
家でみんなといたいやろうし、
一緒に笑っていたいと思う。




だから自宅治療を
ずっと望んでいた。



孤独は誰だって嫌なのに
おかんは
1人の時間の方が長かった。


その中でおかんは
何を考えてたのかな?




病院でこんな殺風景で
温かみもない場所で
何を思っていたの?



もしかしたら
おかんは1人の時に
たくさん泣いてたかも
しれないね。



いつもいつも強いおかん


じゃなくていいんだよ。



たまには弱いおかんでも
いいんやからね。