「弥英ちゃんもこんなおじさんと住むの嫌だよね~」


 俺が無理やり笑顔を作り弥英ちゃんに向けると弥英ちゃんはふっと笑った。

 いつもの優しい笑顔とはどこか違う笑いだった。


 「やっぱり一人って不安だったんで、和くんと住めるなら心強いです」


 なんだってー!?


 「いや、でも、俺、残業ばっかりだから…」

 「一人暮らしよりは安心よね~」

 「でも男女が一つ屋根の下なんて…」

 「和にぃにそんな度胸ないよ~」


 最後の由宇の失礼すぎないか…?