「ぢゃあ、ほれ。ほれ。これをお前さんたちにやろうぞ。」 そういっておじいさんは 古木の細い幹のような指で 飴を持ち こちらへ スッと差し出した。 「ほれほれえ・・・さあ早く・・・ひひひ」 ヒューがそっと飴をとろうと 手を伸ばした。