本当は好きなんだ。

「あれって海原凌哉じゃない!?」

「そーだよ・・・」

みんなでそんな会話をしていた。

クラス一の問題児。

あたしは、はじめて見る顔じゃない気がしてきた。

あたしの事なんて知らないと思う。

それでも、あの人を思い出したい一心だった。

「じゃあ授業始めるぞー」

授業授業って、先生はそれしか言わない。

もっと他に怒ったりすることあるのに。