それでも、キミが好きなんだ




だけど


勉強会が終わり、理世ちゃんが帰った後…


――♪〜♪♪〜♪〜…


メール…?


私は携帯を開く。



――ドキッ。


《体調、大丈夫か?

明日、学校来れるか?
心配してる。》


り、陸斗君…。



ごめんね。


私は嘘ついて陸斗君から逃げちゃったの。



だけど


《ありがとう。

大丈夫だよ!
かなり落ち着いてきた。》


私はそう返信。


ごめんね。

これで最後にする。



少しすると


《良かった。

じゃあ、また明日学校で。

早く寝るんだぞ。》


陸斗君から返信が。



…っ…

気付いたら、私は泣いていた。


ごめんね、陸斗君。



しばらく、友達ではいられないんだ。


近付けば、近付くほど…

陸斗君を好きになる。


だから

離れるの。


ごめんね。