クラスの女子達がざわつき始める。
「やっぱりまだ、別れてないかぁ。」
「けど、美男美女だから許せるよね!」
陸斗君のファンの子達が言う。
「夏穂、どうしたんだよ?」
陸斗君が夏穂さんに言う。
――ズキン。
「えへっ。せっかく、帰国したんだし…久々に陸斗とお昼食べたくて。」
「だったら、連絡しろ。とりあえず、学食行くぞ。」
いつもと違う陸斗君だ…
…っ…
「美人だよなぁ、夏穂さん。」
浩太君が来て、言う。
「浩太君…」
「陸斗の幼なじみで許婚だよ。中学時代から付き合ってんだよな。」
…え…
か、彼女…。
「普通、政略結婚って嫌だろ?けど、二人の場合は仲良いからなぁ。羨ましいぜ。」
浩太君が笑って言う。
胸がただずっと痛む。
彼女…いたんだ。
しかも
あんなに素敵な人。


