「あ、私…学園長に会うんだった!また話しましょうね。またね、美鈴ちゃん!」
「は、はい!」
綺麗な先輩…だったなぁ。
すごく優しくてフレンドリーだった。
私もあんな人になりたいなぁ。
憧れちゃうなぁ。
仲良くなれると良いなぁ。
…はっ…
寮に着替えに行かなきゃ!
――ガラッ。
着替えると、私は教室へ。
「あ、桜沢。おはよう。」
「お、おはよう!」
り、陸斗君…。
やばい。
好きだって思ってから余計に意識しちゃうなぁ。
ふ、普通にしなきゃ。
「そういや、昨日…俺の鞄にお菓子入れただろ?」
陸斗君が私に聞く。
「う、うん!」
迷惑…だったかな。
「サンキューな。昨日、色々食べたけど…みんな美味かった。チーズのやつとか。」
「あ、私もあれ好きなんだ。」


