それでも、キミが好きなんだ




「でね、師匠さんができたの!」


「師匠?」


「お料理の!キッチンの高橋さんって人だよ。すっごく料理が上手いんだよ。」


「へぇ…」


「まさにお料理仲間だよ!」


「良かったな。同じ趣味を持つ友達ができて。」


「うん!」


「そうか…」


陸斗君?


「だから、しばらくはバイトで一緒に帰れないんだ。ごめんね!」


「そうなのか。」


「冬休みはいっぱい遊ぼう!」


「冬休みって…休日もバイト入れてるのか?」


「うん。平日は寮の門限があるから…」


「そうなのか。試験勉強は?」


「バイト終わってからちゃんとやるよ!」


「じゃあ、今回は勉強会できないな。」


「うん…ごめんね?」


「良いよ。お前、バイト楽しくやってるみたいだし…頑張れる事がある事は良い事だ。」


陸斗君は笑って言う。


「陸斗君…」


「今度、バイト先遊びに行くな。」


「う、うん!」