「理世ちゃんから聞きました。アルバイト探してるんですよね?」
「あ、はい…」
神谷先生に話したんだ、理世ちゃん…
「実は僕の友人がこないだカフェを開いて…美鈴ちゃんが良ければ…お手伝いして頂けますか?」
「カフェ?」
「美鈴ちゃん、きっと気に入ります!」
「私、カフェ大好きです!」
「なら良かった。友人には連絡しておきます。軽い面接で済むと思いますので…」
神谷先生は私に地図が書かれた小さなカードを渡す。
「あ、ありがとうございます。」
「なぜバイトを?」
「あ、実家に仕送りして貰うのは申し訳ないと思って…」
陸斗君との旅行の為だけではない。
前々から気になってた。
お母さん達にただでさえ高い学費を払って貰ってるのに…食費やお小遣いまで仕送りして貰ってる事。
それに
アルバイトには興味があった。


