それでも、キミが好きなんだ




「美鈴、帰るぞ?」


「あ、待って!陸斗君!」


私は帰る用意をする。



よ、よし!


「はい、これ。」


私は陸斗君に紙袋を渡す。


「何だ?」


「ハロウィンケーキとお土産用のクッキー。理世ちゃんと浩太君には試食会であげたけど…陸斗君にはまだだったから…」


「とっといてくれたのか?」


「頑張った陸斗君には特別大きいのだよ!」


私は陸斗君に言う。


「あ、ありがとうな。」


「うん!さて、帰りますか。」


「今、食べたらだめか?」


「夕飯食べれなくなっちゃうよ?食べるなら夕飯終わってからね?」


「お母さんみたいだな、美鈴。」


「えへへ。お母さんがよくお父さんに同じような事言ってるからね。うつったのかも。」


「早く食いたい。」


「だめだよー。我慢しなさい。」


「はいはい。」