それでも、キミが好きなんだ




それに、


「陸斗君に早く渡したいなぁ。」


文化祭の準備の合間に作った陸斗君の衣装。


ハロウィンがコンセプトのカフェだから吸血鬼の衣装。



きっと


カッコイイよね!



すると


「美鈴、衣装あるか?」


陸斗君が来て、私に聞く。


「あ、うん!できたよー。」


「ありがとうな。忙しいのに。」


「平気!陸斗君の役に立てると嬉しいから。」


「そ、そうか。じゃ、着替えてくるな。」


「うん!」


陸斗君は教室を出た。



ワクワクするなぁ!


早く見たい!





そして


――ガラッ。


「どうだ…?」


着替えて陸斗君が教室に戻るとみんなが陸斗君を見る。



か、カッコイイ…。


陸斗君ってこういう衣装も似合うんだなぁ。



「すっごくすっごくカッコイイよ、陸斗君!」


「あ、ありがとう。」


私が言うと陸斗君は照れる。