それでも、キミが好きなんだ




「あ、あの…」


私が声をかけると、陸斗君のお母さんが私を見る。


「あなた…」


「何か御用ですか?」


私は陸斗君のお母さんに聞く。


「陸斗は何であなたなんかを…」


「あ、あの…」


「陸斗の事は諦めて。別れてちょうだい。あなたなんか陸斗に相応しくないわ!」


…っ…


「私は諦めたく…ありません。」


「お金ならいくらでも出すわ!」


「要りません。私は…陸斗君が好きなんです。陸斗君の家柄に興味があって近付いたんじゃありません。」


「あなた…」


「陸斗君じゃなきゃだめなんです。私は。だから、諦めません。」


「…っ…」


…え…


「あなたなんかに…何が…」


…あ…


――ドサッ。


陸斗君のお母さんが倒れる。



「た、高山さん!」


大変!

私は陸斗君のお母さんを自分の部屋まで運んだ。