「帰って良いの?」
「ええ。陸斗君だけ帰すのも寂しいでしょ?美鈴は。」
朝ごはんになると、お母さんが私に言う。
「け、けど…」
私はお父さんを見る。
お父さんはソファーでへこんでる。
お、お父さん…。
「お父さんったら、本当だめね。そんなんだと、美鈴がお嫁に行く時、大変ね。」
お母さんが笑って言う。
「み、美鈴が…」
お父さん、余計へこんじゃった…。
「いい加減、娘離れしないとだめよ。お父さん。」
「うっ…」
「お、お父さん…まだ先だから大丈夫だよ!」
私はお父さんに言う。
「そ、そうだな…」
「また帰ってくるからね。」
「うっ…美鈴…」
そして
「お世話になりました。とても楽しかったです。」
駅に行くと、陸斗君はお母さん達に言う。


