それでも、キミが好きなんだ




すると


「いらっしゃい、陸斗君。」


お母さんが陸斗君を迎える。


「お、お久しぶりです。」


やばい。

かなり緊張してきたよ、私が。


陸斗君は…


――ギュッ。


…え…


陸斗君は私の手を握る。


「大丈夫だから。」


…っ…


陸斗君の言葉は心強い。






「美鈴、お帰り…」


リビングに行くと、お父さんが陸斗君を見る。


「君が…」


「美鈴さんとお付き合いさせて頂いております、高山陸斗と申します。」


陸斗君はお父さんに挨拶する。


「よ、よろしく…」


うわ、かなり緊迫感が!


「あの、これ…よろしかったら皆さんで。」


陸斗君はケーキの入った箱をお母さんに渡す。


「あら、ありがとう!」




「まあ、かけなさい。」


お父さんは陸斗君に言う。


「は、はい…」