それでも、キミが好きなんだ




「美味しい!」


「お前もここのラーメン好きだよな。」


「うん!とっても美味しいから。」


本当に美味しい…。



「あのさ、美鈴。」


「ん?」


「俺、お盆休みに帰省する事にした。」


「そっか!」


「それで、ちゃんと親に話す。」


「へ?」


何を?


「婚約破棄についてだ。」


「陸斗君…」


「悪い。付き合ったばかりでこんな話。けど、ちゃんとけじめつけてからお前とは付き合いたいし。」


「陸斗君…」


「だから、その…」


「わ、私もお母さん達に話す。」


「え?」


「と、特別な意味はなくて…ただ、許して貰わないと落ち着かないだけで…」


「良いよ。分かってる。その先の話はもう少し、大人になってから話すんだから。」


…え…


「そ、それって…」


「今は深く考えるな。ゆっくり考えてけば良いんだし。」


「陸斗君…」