だけど
ま、真っ暗!
うぅ…
「美鈴?」
「く、暗いの怖いです。」
私のびびりっ。
だ、だめ!
みんなに迷惑かけちゃ。
うん!
私は怖がりながらも頑張って歩く。
だけど
足元が上手く見えなくて…
「きゃっ…」
私は転びかける。
だけど
「あ、危ねぇ…」
陸斗君が私を支える。
り、陸斗君!?
「…ったく、お前は。危なっかしいな。」
「す、すみません…」
すると
陸斗君は私に手を差し出す。
「ほら。危ないから捕まっとけ。」
そ、それは…
「は、はい…」
私は陸斗君のブレザーの袖を掴む。
「大丈夫か?そんなんで。」
「へ、平気!」
り、陸斗君の手なんて握れないよー。
だって
ドキドキしちゃうし。


