それでも、キミが好きなんだ




そっか。


陸斗君と理世ちゃんはお坊ちゃまとお嬢様!



…あ…


じゃあ、浩太君は…


「唐揚げある!俺、唐揚げ好き!」


浩太君は笑って言う。


「た、たくさんあるよー!」


普通の人なんだぁ。


何か安心です。



「唐揚げ?」


陸斗君が私に聞く。


「これだよー。」


私は唐揚げを指さし、言う。


「初めて見た!」


普段、どういうご飯食べてるんだろ…



「美味い!」


「美味しいよ、美鈴!」


「美味いよ!美鈴ちゃん!」


…わ…


みんな喜んでる。



よ、良かったぁ。



「ありがとう!」


誰かの為に料理作るのって良いなぁ。





「夜行性動物コーナー?」


「ああ。行ってみようぜ。」


お昼ご飯を食べ終えると私達は夜行性動物コーナーへ。