言わないよ。
「じゃあ、また今度ね。」
「ああ。予定分かったらメールする。帰省前にまた一回会おうぜ?」
「う、うん…じゃあ…」
私は寮に帰ろうとする。
すると
「み、美鈴っ…」
…え?
私は振り向き、陸斗君を見る。
「や、やべぇ…緊張する。」
「り、陸斗君?」
今、名前で私の事呼んで…
陸斗君、顔赤い…。
「こ、これからは名前で呼ぶ。お前は彼女…なんだしな。」
よ、呼び捨て…。
「は、はいっ!」
彼女…だから。
「はぁ…何か緊張する…」
「陸斗君も緊張する事…あるんだね。いつも落ち着いてるイメージが…」
「バーカ。俺だって緊張するっつうの。」
「え?」
「お前といるとおかしくなる。」
陸斗君は私を見つめ、言う。
「ドキドキしてるのは私ばっかりだと思ってた…」


