「その…らくがきとやらは難しいな。」
「あはは。慣れれば大丈夫だよ。」
何だか付き合ってるって感じ。
こういう事なんだなぁ。
二人とも表情、緩んでる。
ドキドキするけど…
いつかはこういうのにも慣れるのかな。
「桜沢の顔、面白い。」
「うっ…」
「待ち受けにしようかな。」
「や、やめてー!」
私が言うと、陸斗君は笑う。
らくがきが終わると、出てきたプリクラを私達は見る。
宝物が増えたなぁ…。
「さて、そろそろ帰るか。」
「う、うん…」
陸斗君は私の手を引き、歩き出す。
また会えるの分かってても、やっぱり寂しい。
陸斗君といっぱい過ごしたから。
まだ夕方。
もっと長く遊びたい。
けど
また会えるから。
そんなワガママは言わない。


