それでも、キミが好きなんだ




「う、ううん!すっごく似合ってる。か、カッコイイ…です。」


私が言うと、陸斗君は笑う。


「良かった。」


本当にカッコ良すぎです、陸斗君は。


「あのさ、桜沢…」


「ん?」


「さ、桜沢…すっげー可愛い。俺、やばい。」


「えっ…」


「さ、さっさと行くぞ。」


「う、うん…」


顔を真っ赤にしながら、二人で手を繋いで歩く。



去年と同じ夏祭り。


だけど

変わったのは
二人の距離。


今年はデートだという事。



ドキドキしておかしくなるかも…。


だめ!

普通にしなきゃ。



「桜沢、冷やしパインあるぞ。」


「冷やしパイン!?た、食べたい!」


「じゃあ、行くか。」


せっかくのデート…なんだもん。


落ち着いて行かなきゃ。




「わ、りんご飴ある!」


「あ、あのお面…クリームさんみたいで可愛いな!」