それでも、キミが好きなんだ




「あ、高山。ちょっと。」


「何だ?」


理世ちゃんは陸斗君に何か耳打ちする。


「えっ…」


「じゃ、美鈴をよろしくね。」


「お、おぅ。」


何の話かな?


気になる…。



「じゃあね、美鈴、高山。」


「ば、バイバイ!夏休みも遊ぼうね。」


「じゃあな。」


私達が言うと、理世ちゃんは笑って手を振り、帰った。





「さて、俺らも帰るか。」


「う、うん!」


私は陸斗君と教室を出る。





「陸斗君、何の話してたの?」


私は陸斗君に聞く。


「え?」


「理世ちゃんと。」


「桜沢には内緒だ。」


「え?な、何で?」


「教えられない。」


「うぅ…二人して内緒話かぁ。」


かなり気になるよー。



「あ、あのさ…さくらざ…じゃなくて…」


「ん?」


陸斗君は何か言いたげ。