それでも、キミが好きなんだ




「美鈴、大丈夫ー?」


理世ちゃんが私に聞く。


「う、うん!目つき悪い鳥さんは苦手なんだなぁ。」


「確か…その隣は鷹で、その隣は鷲だったかなぁ。」


「本当!?それなら平気!」


「いや、普通…鷹や鷲のが怖いだろ。」


陸斗君が言う。


「怖くないよ!すっごく可愛いよ?」


「やっぱ…お前って変だな。」


「り、陸斗君!」


少しずつだけど、陸斗君と仲良くなってる気がするなぁ。

普通に話せてる。


もっと仲良くなれると良いなぁ。


「ふ、フクロウさん…可愛い!」


ふわふわだぁ…


私はフクロウの所に行くと、フクロウを見つめる。



「桜沢、フクロウも平気なんだな?」


「ふわふわして可愛いもん!」


癒されるなぁ。


「フクロウは危険な鳥だぞ?」


「うっ…それは言わないでー。」


分かってるけど、複雑です。