それでも、キミが好きなんだ




「桜沢、顔真っ赤だな。」


「うぅ…」


陸斗君がいきなりそんな事させるからっ。






「美味しい!」


その後は私達はお茶屋さんで和菓子を食べたり、街でお土産さんを回ったり。





陸斗君といると、すっごく楽しいな。


デート…みたい。



「もう、帰っちゃうのかぁ。」


回り終え、バスに乗り込むと私は言う。



「何だ、寂しいのか?桜沢。」


陸斗君は私の隣の席に座り、聞く。


「だって、陸斗君ともっと回りたかったし…」


時間、足りないなぁ。



「確かにな。じゃあさ…」


「ん?」


「今度、また行こうぜ。」


「…へ?」


「旅行。」


そ、それって二人でって事だよね。



「旅館とか行った事ないんだよな。」


「そうなの?」


「家族で旅行は海外しかない。海外はホテルしかないし。」


さすがっ。