それでも、キミが好きなんだ




「うん、すっげー可愛い。」


陸斗君が言う。


…え…


「ほ、ほら!さっさとバス乗ろうぜ。」


陸斗君は顔を赤くしながら言うと、先に歩き出す。



「あ、陸斗君!」


私は陸斗君を追いかけた。



「今日もお菓子たくさんだよー。」


「また遠足気分か。」


私と陸斗君はバスで隣同士。


「陸斗君だってお菓子大好きでしょ?」


「まあな。」


「じゃあ、一緒に食べよう!」


私はお菓子を開ける。



「美味い。」


陸斗君は嬉しそうにポテトチップスを食べ、言う。


「陸斗君、ポテチお気に入りなんだね?」


「ああ。すっげー美味い。」


「私は何食べようかな。」


「何か…俺らだけ小学生の遠足みたいだな、本当に。」


「けど、楽しいよ?」


「まあな。」


陸斗君とこんな時間が過ごせるのが嬉しい…。