それでも、キミが好きなんだ




「楽しみだね。」


「うっ…すっごく緊張だよー。」


「大丈夫だって。すぐ慣れるって!」


「う、うん。」


「そうだ!髪やってあげるよ。まだ時間あるし。」


「へ?」


「美鈴の髪、良い感じだし…巻いてみようかな。」


「あ、ありがとう!」


ど、ドキドキの修学旅行だなぁ!






「お、お待たせ!」


「お、桜沢…」


用意が全て終わり、私が理世ちゃんと来ると陸斗君は私を見つめる。



「美鈴の髪、巻いてみた!」


理世ちゃんが言う。


「み、美鈴ちゃん…かわゆすぎ…」


浩太君が言う。


だけど


――グイッ。


「ほら、都倉はあたしとおいで?」


「た、高田ちゃん!」


理世ちゃんは浩太君の手を引き、先に行った。



「ど、どうかな?」


私はドキドキしながら陸斗君に聞いてみる。