「けど、その後も桜沢…転んでたし。」
「ぼーっとしちゃって。だから、気にしないで?」
「けど、痛かったよな。」
「平気!私、よくケガするから慣れてるよ。」
「…ったく、いちいち危なっかしいんだから。だからほっとけない。」
「ごめんね。いつも陸斗君には心配かけちゃうね。」
「本当だよ。出会った時からずっとな。」
「へ?」
「けど、だから守ってやりたくなる。」
…え…
「陸斗君…」
「ほら、さっさと自然の家帰るぞ。」
「あ、うん…」
もう帰るのか…。
「何なら俺と一緒に寝るか?」
「えっ…えっと、そ、それは…」
「ぷっ…本気にすんなよ。バーカ。」
「うっ…」
「明日、二人で回ろう?桜沢と行きたいとこ、たくさんある。」
「…え…」
陸斗君と二人…。
「それにさ、修学旅行が終われば夏休みだろ?たくさん会えるな。」


