それでも、キミが好きなんだ



けど


陸斗君の笑顔が見れるとすごく嬉しい。


「まずはコンソメ味食べてみよう!」


私は陸斗君にポテトチップスを渡す。


しょっぱいからチョコレートと違って気持ち悪くならないと思うけど…



陸斗君はポテトチップスを口に入れる。


「お、美味い…」


「本当!?」


「結構好きな味だな。」


「い、いっぱい食べて良いよ!良かったらのりしお味も食べてみて!」


「ああ。」


陸斗君の好きなもの。

陸斗君の苦手なもの。



知れたらこんなに嬉しいなんて、やっぱり私は…


陸斗君の事、特別に思ってるのかなぁ。


だって


もっともっと知りたいって思ってる。


「着いたー!」


よ、酔わなくて良かった!


陸斗君と話してたら落ち着いたなぁ。



けど


すっごくドキドキしたなぁ。



やっぱり緊張しちゃうのは陸斗君が好きだから…?