二泊三日だからこそ、
色んなコースを楽しむというのがこの学園の考え方らしい。
泊まる所だけはずっと
同じ場所なんだけど。
だけど、
やっぱり、陸斗君と
話せないままは嫌だな。
辛くて素直に楽しめない。
やっぱり、
陸斗君と一緒に行動したい。
けど、
無理なのかな。
「お風呂気持ち良かった!」
「うん!」
理世ちゃんと私はお風呂から上がると、部屋へ。
「明日は話せると良いね。」
「うん…」
「美鈴、大丈夫だよ。」
理世ちゃんは笑って私の頭を撫で、言う。
理世ちゃん…
私、ちゃんと
伝えたい。
陸斗君にちゃんと。
このままじゃ、嫌だから。
明日こそは…
「美味い!」
私達は朝ごはんを食べる。
やっぱり、
ぼーっとしちゃうな。
気をつけなきゃ。
今日は飯盒すいさんないけど。