それでも、キミが好きなんだ




陸斗君はおめでとうって
言ってた。


私が誰と付き合っても
全然気にしないんだ。



だから


言って何かが変わるわけじゃない。



陸斗君の気持ちは
遠いところなんだ。


頑張りたいのに。



頑張ろうって
思えたのに…。


辛い…。



「陸斗君、あのね…」


「悪い。中谷!」


放課後、陸斗君に話しかけると陸斗君は私から離れた。



たまたま…だよね?



だけど


「美鈴ちゃん、帰ろ!」


「浩太君!」


「じゃあな。」


私と浩太君が帰ろうとすると、陸斗君は素っ気ない態度で私達に言う。



陸斗君…?





――翌日。


「おはよう!」


今日も浩太君と登校。



「あ、陸斗君!おはよう。あのね…」


私は陸斗君に話しかける。



ちゃんと話したいんだよ。