それでも、キミが好きなんだ




だけど


「…桜沢。」


昼休み、陸斗君に声をかけられた。



たまたま浩太君や理世ちゃんがいなくて、ちょうど私が一人の時だった。


「ん?」


そういえば、いじめ騒ぎであまり陸斗君と話してなかったな…。



久々に…。


だけど


「浩太と付き合ってるんだってな?」


「へ?」


「知らなかった。最近、よく一緒にいたもんな。」


…え…


「陸斗く…」


「おめでとう。」


陸斗君が言う。


「陸斗君、違っ…」


「高山ーっ!」


「おぅ。」


陸斗君…。


「ライブ、行くのやっぱりやめとこうぜ。浩太が気にするからな。あいつ、ヤキモチやきだし。仲良くやれよ。」


陸斗君は私にそう言うと、友達の元へ。



陸斗君…誤解してる。


ちゃんと言わなきゃ。



けど、
言ってどうするの?