それでも、キミが好きなんだ



「今日は本当にありがとう、浩太君!」


夏穂さんの部屋から出て、私の部屋の前に行くと、私は浩太君に言う。



「いえいえ。また明日ね。何かあったら俺に連絡してね?」


「うん!」


「バイバイ。」


浩太君はそう言うと、寮を出た。



浩太君だけでなく、夏穂さんにも心配かけちゃったなぁ。



けど、
優しくしてもらえて安心した。


私の周りは暖かい人
ばっかりだなぁ。



だから


もう、不安じゃない。





――翌朝。


「美鈴ちゃん、おはよう!」


「浩太君!?」


かなり朝早い!?


「美鈴ちゃんは朝の仕事があるからね。俺も5時に起きてみた!」


「は、早過ぎない!?大丈夫?」


いつも遅起きなのに…。



「良いの!美鈴ちゃんと学校に行けるだけで嬉しいもん。」


浩太君…


「ありがとう!」


私が言うと浩太君は笑った。