それでも、キミが好きなんだ




「陸斗に好きな人がいるって噂、私も知ってる。天宮さんを振った事も。」


「そうですか…」


「まあ、私は噂の前から分かってるんだけどね。」


「え?」


夏穂さんは知って…


「頑張ってね、美鈴ちゃん。」


「へ?」


「ごめんね、前はダブルデートに誘ったりして。美鈴ちゃんの気持ち、すぐに気付けなかったの。」


「夏穂さん…」


「美鈴ちゃんなら大丈夫。ほら、早く着替えて来なさい。」


「あ、はい…」


「美鈴ちゃんにひどい事する奴は私が許さない!」


「夏穂さん…」


「私から陸斗や浩太に…」


「だ、だめです!」


私は夏穂さんに言う。


「え?」


「二人には迷惑かけられません!」


「けど…」


「私は大丈夫ですから。」


私はそう言うと、更衣室へ向かった。



二人に心配はかけたくない。