それでも、キミが好きなんだ




わっ…


あっという間に校外学習の日が来た。



「楽しみだねぇ!」


「う、うん!」


私達はバスに乗って動物園まで向かう。


だけど


バス、苦手なんだよね。



…わ…


もう前に人いっぱい。


後ろに座るしかないかなぁ。

よ、酔わないと良いけど…


「浩太、お前…後ろ行け。」


前の席に座ってた陸斗君が隣に座ってた浩太君に言う。


…え…


「桜沢、お前は俺の隣。」


「り、陸斗君?」


「顔色悪い。無理すんな。」


陸斗君が言う。


き、気付いてたんだ…。


「マジ!?美鈴ちゃん、陸斗の隣に座りなよ。」


浩太君が言う。


「こ、浩太君…」


「気にしないで!俺、後ろ行くし。」


「美鈴、あたしも後ろ座るから!前座ってなよ。」


「あ、ありがとう!」


浩太君と理世ちゃんが気使ってくれる。


よ、良い人達だぁ。