「た、高山君…」


陸斗君が怒った表情で来た。


「さっさと紐解け。足見せてみろ、桜沢。」


「…え?」


「…早く。」


「は、はい…」


私は紐を解き、靴下を脱ぎ、痛む方の足を陸斗君に見せる。



すると


「赤いじゃねぇか。」


陸斗君は私の足に触れ、言う。


「うっ…」


触られたとたん、再び足が痛み始める。



すると


「何で続けた?」


陸斗君が天宮さんに冷たい口調で聞く。


「た、高山く…」


「それに、桜沢にきつい事言っただろ。」


「…え…」


「桜沢が言えなかったのは、お前がそんな態度とるからだ。」


陸斗君は怒ってる。


「だ、大丈夫だよ!陸斗君!我慢した私が悪いの…天宮さんは…」


「お前は黙ってろ、桜沢。」


「陸斗君…」


「ちゃんと桜沢の気持ちも考えて行動しろよ。」


陸斗君が言うと、天宮さんは黙り込んだ。