それでも、キミが好きなんだ




そして


定期試験も神谷先生と陸斗君のおかげで良い結果に終わり…



「席替え…か。」


「う、うん!」


席替えなんていらない…なんて思う私がいる。



ずっと陸斗君の隣が
良かったな…。


「桜沢の隣のままで良いんだけどな。」


…え…


「陸斗君…」


「桜沢の隣は面白いし?」


「うっ…」


お、面白いって…



けど


そんな事言われると、
嬉しいよ。



「くじ引いてー!」


…あ…


行かなきゃ。



私はくじを引きに行く。


隣じゃなくても、
せめて陸斗君の近くに…



そして、欲張りだけど…

理世ちゃん達とも…





私は祈りながらくじを引いた。






そして


「泣いても良いですか!?本当、嬉しい!」


「浩太君!」


浩太君は私の隣。


また隣だぁ。