「身長も体重も座高も視力も血圧も良い感じだぁ。」
身体測定が終わり、教室に戻ると私は言う。
「へぇ?良かったな。」
「り、陸斗君は?」
「俺は視力が下がった。眼鏡とコンタクト、作り直さないとな。」
「視力悪いの?」
「ああ。かなりな。今、コンタクトつけてる。たまに眼鏡だな。」
め、眼鏡の陸斗君かぁ。
似合うんだろうなぁ。
「そ、そっかぁ。じゃあ、コンタクトないと全然?」
「ああ。桜沢の顔もぼやぼやだな。」
「ぼ、ぼやぼやなの!?」
「ああ。この辺じゃなきゃ分かんないな。」
陸斗君は私にかなり顔を近付け、言う。
――ドキッ。
か、顔近い!
「り、陸斗君!」
「ぷっ…お前、動揺しすぎ。」
い、一瞬…ドキドキしすぎておかしくなるかと思った。
「ひ、ひどい!」
「桜沢ってからかいがいがあるよな。」


