結局
一人になってしまった。
「だめだめだぁ。」
私は弁当箱を空ける。
お母さんがくれたレシピを使って作ったお弁当。
上手く作れたのになぁ。
何だか食べてて、味気なく感じるんだ。
「頑張らなきゃいけないのに…」
どうしたら変われるのかな。
「だめだなぁ。」
ずっと一人ぼっちの病室で窓の外を眺めてた頃を思い出す。
はぁ…
私、だめだめです。
――ガラッ。
「あれ?高山君、いない!」
違うクラスの女子が教室にいきなり入って来て言う。
…え…
「あ、すみません!」
「は、はい…」
「高山君にこれ、渡して貰えるかな?お願い!」
彼女は私に手紙を渡し、言う。
「は、はい…」
「じゃ、お願いね!」
彼女はそう言うと教室を出た。
ど、どうしよう!
高山君、怖いのに。


