それでも、キミが好きなんだ




だけど


…あ…


陸斗君は切ない表情だ。



元気ない…?


何だか不安になる。

大丈夫かな…。


何かほっといちゃだめな気がする!



「り、陸斗君!」


私はぼーっとしながら歩く、陸斗君の腕を掴む。



すると


「桜沢…?」


いつもと違う表情の陸斗君。


私には見せた事のない、寂しい瞳をしている。



「か、風邪引いちゃうよ?今日、すっごく寒いから。」


「大丈夫だ。」


陸斗君…。


「だ、だめ!とにかく暖かくしなきゃ!」


「え?桜沢…」


私は強引に陸斗君の腕を引っ張り、歩き出す。



何だかほっといちゃいけない気がしたんだ。



お節介になっちゃうかもしれないけど…。


けど

陸斗君が辛いと私も辛いんだ。


だから…。



「待ってて!今すぐ作るからね。」


私は陸斗君を自分の部屋に連れ込むと言う。